知っておきたい成長期のこと

知っておきたい成長期のこと

成長期の子どものことについて、漠然とわかっているようではいても、実際には親ごさんたちが知らないことは少なくありません。

たとえば、子どもには心身のおもな発達期が3回訪れます。男女差はありますが、そのなかの2回が体が大きく成長するタイミングです。実はその仕組みはすでに解明されています。骨と骨との間にある「骨端線」という軟骨が成長することで、身長が伸びるのです。ただし、だいたい12歳頃をピークにその伸びは鈍化していきます。つまり、正しい成長時期にあわせたフォローができれば、子どもの成長を後押しすることは可能。そのためにも思春期の子どもの体のことについてしっかり理解しておかなければいけません。

骨に最も効果的な栄養素はカルシウムといわれます。しかしそれだけではありません。カルシウムなどの栄養素に加えて3つのホルモンが重要。それが成長ホルモン、甲状腺ホルモンと性ホルモンです。なかで成長ホルモンの分泌量が、身長を伸ばす効果につながるとされています。